ポールスミス

2011年春夏コレクション

2011年春夏のポールスミスのテーマは「Cosmic Rock」です。テーマの背景となっているのは、60年代後半から70年代にかけてのジミヘンやツェッペリンらがステージパフォーマンスの際に身につけていたビンテージと新しい服との組み合わせに大きくインスパイアされているようで、シュールな銀河のプリント、オカルトのサイン、バティック、ミリタリーウェア、宇宙からインスピレーションを受けたカラーなど、ポール・スミスが、この時代からもっとも刺激された要素を解釈し、モダンなファブリックを用いて、新しい、ゆったりとしたシルエットのルックスを創り出しています。 昨年の2010年SSで見せたフレッシュなパステルカラーとは打って変わって、今シーズンのカラーはリッチでダークです。具体的にはパープル、マゼンタ、インディゴ、シルバートーンを含む4つのカラーがベースとなって構成されています。 シルエットは、ゆったりとしたドレープスタイルで着られるように、オーバーサイズのトップスと、スキニーなボトムスとでコントラストを効かせています。ラペルの大きさが逆さになったテーラードジャケット、ネクタイカラーが付いたシャツとパッチワークジーンズ、ジャージの上にカーディガンスタイルのテーラードジャケット、ミリタリー系のパラシュートパンツ、スリムパンツとコントラストのあるプリーツスリーブのテーラードジャケットなどが目を惹きます。 「Cosmic Rock」というコレクションテーマは、ポールスミス自身のキャリアの初期と時代性が重なるわけですが、同時に今の世界情勢や地球が置かれている環境に関するところにもイメージが重なっていきます。 FWコレクションでは、どんな世界を映しだし、何を示唆してくれるのかが、非常に気になるところです。