ポールスミス

ポールスミスとラルフローレン

数年前のランキングデータになりますが、20代男性が身につけていると、おしゃれだと思うブランドランキングでポールスミスは1位になっていました。今もし、同じような集計をしたらどうなるかは分かりませんが、それほど大きくランクダウンすることはないのではという気がします。 このランキングには色々な意見が寄せられていて、メンズブランドに対する各人の捉え方を見る上で、なかなか興味深い意見も見られます。そのひとつとしてあげられるのが、ラルフが10位で、ポールスミスが1位というのが解せないというもの。たしかに両者のファッションテイストは、トラッドやクラシックに根ざしてしてそこからひねりを入れているという点では、似ていると言えなくもありません。でもラルフで出されているオックスのBDシャツとかは、完全な正統派なものだと思うのですが、ポールスミスだと、本当にひとひねりが入ってきます。たとえばそれは素材やボタンの選択とかといったところにも出てくるでしょうし、カラーの大きさとかにもひねりを入れてくると思います。変な話、ポールスミスはひねりの掛け具合が、ラルフローレンとは大きく違います。この差が大きいでしょう。 それとアンケートの質問が「20代の男性が身につけていると」ですから、ここが一番大きいと考えます。ラルフはトータルで着てしまうと、恐らく20代の男性ならコンサバ過ぎるという感じがします。これも大きく差を開けてしまった理由ではないでしょうか。 ではポールスミスは上の年代には合わないかと言うとそんなこともありません。大体20代でポールスミスを着ているのは日本だけの現象かと。もともとポールスミスは財界人にも着用者が多い服ですから、若い人だけのブランドでは全然ありません。首相から20代の方まで惹きつけてしまうブランドはそう多くありませんが、そうした稀有な感性を持つところがポールスミスとラルフローレンの一番の違いと言えるかも知れませんね。