ポールスミス

ポールスミスってどんなブランド?

ポールスミスが日本で急に注目されるようになったのは、おそらく80年代の中頃のことだと思います。それ以前も大阪のナカガワや東京のビームスで、インポートウェアとして紹介されていたのですが、伊藤忠商事との契約に基づき正式に日本進出を果たしたのは、南青山の骨董通りに路面店を構えた1984年のことだからです。 当時の日本のファッションはデザイナーズブランドがまだ全盛だったわけですが、そこに登場したポールスミスのメンズコレクションは、一種奇抜なDCブランドのメンズと比べてかなりトラディショナルなもの(まあ今もその点は変わりませんが)。ただし全くのトラッドではなく、色使いやプリント柄に、これがポールスミスなんだと感じさせるオリジナリティと新しさがありました。 その後日本のファッションはインポートブランド系のものにどんどんシフトしていき、街中がファッションショーを繰り広げていたかのようだったDCブランド全盛の時代が終わり告げて行き始めます。そんな流れのなかで、一層輝き始めたのがポールスミスでした。クラシックな中にも所々に斬新さを感じさせるポールスミスのウェアリングはまさにベストなタイミングで日本にやってきたと言っても良いかも知れません。 「ひねりのあるクラシック」というのがポールスミスのファッションスローガンですが、ビジネスでも通用するのはもちろん、セレモニーや特別な日に着用しても安心して着ることができ、なおかつポールスミスらしいひねりによって、平凡には収まらないで済むというのが、ポールスミスの服の特徴ではないかと思います。彼の服が、ミュージシャンや俳優、画家、フォトグラファーといったアーティストだけでなく、財界人や著名人まで幅広く着用されているのは、ポールスミスならではの汎用性の高さ故のことと考えられますね。